6月 7日 @ 18:00 – 19:30

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“手術がすべてじゃない” 医師が語る、慢性疼痛とスポーツ障害に対する『積極的保存療法』の極意
■ 手術か?保存か?その選択に“確かな軸”を持てているか
慢性疼痛やスポーツ障害に対して、私たちはしばしば「保存療法=経過観察」「手術=積極的」と捉えがちです。
しかし、本当に必要なのは、手術以外の手段でも“攻める”視点と技術。
このセミナーでは、整形外科医としてスポーツ現場を支えてきた村上成道先生が、
保存療法を“積極的に選び、実践する”ための視点と手技を、医学的知見と臨床経験を交えて紹介します。
■ なぜ今、“積極的保存療法”が求められているのか?
- 成長期障害に見られる運動制限や手術適応の見極め
- 関節拘縮・癒着など、目に見えない機能不全へのアプローチ
- 手術を回避するための治癒過程の理解とケア計画の立案
- 腱板損傷など、保存療法が有効な症例の見極めと支援
単に「手術をしない」のではなく、軸・重心・体幹機能の評価と修正を通じて、
機能回復を導くシステマティックな保存療法が、現代の臨床現場に不可欠です。
■ 医師×理学療法士の協働でつくるケアデザイン
- 問診から治療方針を組み立て、理学療法士と直接連携
- スポーツ整形外来における医師とPTの共同プランニング
- 毎回の診察で問診を見直し、仮説をアップデートする実践スタイル
本セミナーでは、**「治療方針をどう伝え、どう共有するか」**といった、
多職種連携に欠かせない診療設計の実例も共有されます。
■ 積極的保存療法を支える4つの視点
- 評価力:どの組織・どの段階で問題があるかを見極める
- 判断力:運動継続の可否、復帰時期を見極める
- 計画力:治癒過程とリスク管理に基づいた段階的プログラムの構築
- 実行力:評価結果に基づく実践的なケアとリハの展開
■ こんな方におすすめ
- 慢性疼痛やスポーツ障害への保存療法に自信を持ちたい理学療法士
- 医師との連携の質を高めたいリハビリ職
- 成長期から高齢者まで、幅広い運動器症例に対応したい方
- 手術を前提としない「第3の選択肢」を臨床に持ちたい方
概要
講義内容
積極的保存療法は、私が2007年にスポーツ障害に対する保存的治療の専門外来を立ち上げた時から行っている治療方法の名称です。この名称は、保存的治療は決して消極的な治療方法ではなく、その疾患を治すために積極的に行うものだという、外科医であった私の決意を表しています。17年経過した現在でも、試行錯誤して治療を行っていますが、一番初めからブレない方針があります。それは、軸と重心を念頭に置き治療すること、局所のみにこだわりすぎず、疾患を全身の問題として捉えることです。
今回は、初めて、このような機会を頂きましたので、ベースのコンセプトを説明しつつ、それをどのように慢性疼痛に対する治療に応用していくかを説明させていただきたいと思います。
セミナーの内容
積極的保存療法の核となる要素;基本動作、関節可動域、体幹機能について説明します。
診察の流れと方針の立て方について説明します。
代表的な慢性疼痛に対する治療方法について説明します。
到達目標
基本動作、関節可動域、体幹機能の評価方法を理解する。
全身の問題として捉えることの重要性を理解する。
治療計画の立て方を理解する。
参考資料
積極的保存療法 2012年 文光堂 (電子版のみ)

セミナー名 | 【村上成道先生】医師の視点から考える慢性疼痛に対する積極的保存療法(LIVEセミナー/ZOOM) |
日時・配信期間 | 2025年6月7日 (土) 18:00 – 19:30 |
開催形式 | LIVEセミナー |
会場 | オンライン(ZOOM配信) |
定員 | 定員なし |
料金 | 一般:4,000円 ブロンズ会員:2,000円 シルバー会員:2,000円 ゴールド会員:無料(申込必要) |
申し込み〆切 | 2025月6月7日(土) ※セミナー開始時間まで |
キャンセル〆切 | 2025年6月4日(水) ※キャンセル〆切後は受講費の返金はできません |
配布資料 | あり |
復習動画 | ゴールド会員のみ視聴可能(申込不要) 復習動画視聴ページはこちら |
講師

村上成道 先生
MD Sports Support 代表/医師 医学博士
MD Sports Support
【職歴】
1992年 信州大学医学部医学科 卒業
1992年 信州大学医学部運動機能学講座 入局
2006年 信州大学医学部運動機能学講座 講師
2007年 相澤病院スポーツ障害予防治療センター(現スポーツ疾患センター)
2017年 MD Sports Support 代表
1992年信州大学医学部卒業し、整形外科学(現、運動機能学講座)に入局。
一般整形外科研修を行い、1997年より大学病院勤務。
9年間の大学勤務では、肩関節外科、上肢外科を専門とした臨床と、サイトカインを利用した骨再生の研究に従事する。
2004年より日本スケート連盟の医事強化スタッフとなり、2010年バンクーバー、2014年ソチ、2018年平昌、3回のオリンピックをスピードスケートのチームドクターとして帯同した。
2022年北京オリンピックは、北京オリンピックタスクフォースチームの一員として、スピードスケート、ショートトラック両部門のトレーナー業務に携わった。
2024年からミラノコルティナオリンピックのスピードスケートタスクフォースとして、コンディショニングコーチ兼トレーナーとして活動中である。
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